ポン川村の何やっテンダー！？

すでにmixiで公表していた日記の転載です。（長いよ～）
たくさんの反応をいただき、面白いとのお声が多かったので掲載することにしました。
（多少炎上覚悟　笑）
今の、愛媛のイベント状況の現実を知るいい機会だと思うので。
もっといいものにして欲しいという願いも込めて。


花火前に演奏する６組のライブは
１７：５５から１９：２５まで１時間３０分予定されていた・・・

進行表で見てみよう。

１７：５５　演奏時間　１０分　出演者①二人組　ポップス系
１８：０５　演奏時間　１５分　出演者②二人組　フォーク系
１８：２０　演奏時間　２０分　出演者③三味線＆尺八
１８：４０　演奏時間　１０分　出演者④ダンスグループ
１８：５０　演奏時間　２０分　出演者⑤「ジ・オルギース」
１９：１０　演奏時間　１５分　出演者⑥バンド

ご覧のように出演時間がかなり窮屈である。
さらに問題なのは、この出演時間に場面転換時間も含まれるというのである。
いちおう、スケジュールにはむなしく「時間厳守」などという文字があるが・・・

まず、このタイムスケジュールに問題ありである。

このスケジュールを見た瞬間にそう思った。
間違いなく「押す」と。笑
逆に俺は感じていた「これは面白い事になる」と。爆

こういうと何だが、はっきり言ってこの「オルギース」における私のポジションはさほど大きくない。
一人浮いた存在であり、ゲスト出演させてもらっている。
サウンド的効果は（今回の楽曲で）ゼロに等しい。笑

しかし、今回屋外ライブと聞いて、盛り上げ大好きの私としては出ておかなくては・・と思ったのである。
そして、もうひとつ理由があった。それについては後で。

さて、案の定、そのスケジュールのしわ寄せは出演順⑤の我が「オルギース」に。
前のグループの出演時（すでにかなり押している）に司会●が
「１曲減らしてくれませんか」とのお願いに
「了解しました」
まあ、ここまでは仕方ないでしょう。

ところが、前グループからの転換が思ったよりも時間がかかり・・・
１曲減らしたところで、演奏終了時間はすでにかなり超過！

そりゃそうだ

今までの総理や政府がずーっと積み重ねてきた悪行が
一人の総理で変わるもんですかっての。笑

こちとら練習もしてきたわけで、１曲減らして、後はしっかりやりましたがな。

パニックに陥った司会●さん

最後の曲演奏中の我らに「演奏やめてください」のサイン。
演奏始まったら急にやめられませんがな。
それこそ、ジョンやレノンに起こられまっせ。（オルギースはビートルズコピーバンド）笑

司会●さんは演奏を終えた我々に噛み付きます
お疲れ様もなく、
１曲減らした事にたいして詫びもなく
「このイベントは音楽イベントじゃないんです！」
「貴方たちのせいで次のバンドは１曲になったんですよ！」
うんぬんかんぬん

後味悪いよね～。
当然、大人な我々は毅然として反撃に。キャハ。

確かに申し訳なかったのは我々のあとに出演予定のグループ
３曲予定のところ
「１曲だけにして・・・」司会●のお願いに・・・

結果しぶしぶ了承した出演者⑥さん
素敵なオリジナルナンバーでしたのに１曲だけのお披露目でした。

我々はせめてもの罪滅ぼしにと、メンバー全員CD購入。

ミュージシャン同士のわだかまりは解消しました。

ここで何が問題かまとめて見ましょう。

①タイムスケジュールに無理があった。
転換時間は別に設けるべき
単に出演バンドが多すぎッて話もある。笑

②現場にタイムキーパーもいなければ現場監督する責任者もいなかった。（司会者●が兼務か？）

③音響スタッフの人員不足
なんと、この（一応野外）イベントにまともな音響屋さんオペレーターの人ひとりなんです。
（あんまり頼りにならなそうなローディーはいましたが）

④バンド演奏の後に控えていることが気になっていた。
コレは花火の事ではない。
その前のことだ。

実は今日の長文はこのことが問題

それは
「主催者あいさつ」と称した
毎年恒例の政治家先生たちのごあいさつタイムのことだ。

進行表には
１９：３０から２５分間　とある。
①港祭り会長
②松山市長
③愛媛県知事
④（前）参議院議員「Sや」
⑤（現）官房長官「S崎」
の順で５名様ご来場！（「S崎」さんは代理の方あいさつ）

一体、市民のイベントに政治家先生が雁首４名も何の話があるっていうんだ！？
ましてや、「Sや」氏は先日落選し、ただの人じゃないか！？（三津浜は「Sや」氏の出身地）
俺のもうひとつの出演理由はこの「Sや」氏が出てくるかどうかが見たかったのである。

「おらがムラの花火大会がこのように盛大に行われ・・・」
こんな旧体制は政治家一人変わったくらいで変わらないんだろうな。

花火の前に、こんな盛り下がる人達はいないよ。

つまり、我々演奏者たちは、すべて彼らの出演前の前座だったわけだ！（苦笑）

司会者●は、この大先生達に恐れをなしていたわけである。
パニックになったとはいえ一概に司会者●だけを責めるわけにも行かないだろう。

しかし俺は、当然、出演者控えブースで熱くなっていた！
「主催者あいさつッとか言って、政治家さんのポケットマネーで花火あがってるわけじゃね～だろ！」
「地元だかなんだか知らねえが、お前出てくんなよ！」
「これが（花火の前の政治家あいさつ）、おかしいと思わないことがおかしいんだよ！」

いくつかは、周りにいた政治家先生の取り巻き連中の耳に入ったはずである。

かくして大先生の話は予定より早く終わり

カウントダウンまでの１０分余りをお知らせなどで繋いでいた。

最後のバンドさん司会者振り切って演奏できたかもね。
沖縄のロックバンドだったら絶対振り切ってたはず。


間近で見る花火はきれいでした。
でも、始まると同時に、むなしさを感じた俺は一人クールダウンしながら帰りました。
花火って、きれいだけど、刹那過ぎるよね。

長文読んでくれてありがとう。